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 Q&A


ビジネスモデル「探険」談 By 張 輝
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第49回 中国を代表する新都市、深センを見た本音とは


 わが国における唯一のビジネスモデル総合誌「BMAジャーナル(Business Model Association Journal)」は、最新号を2018年5月8日に一般公開した。

 中国における代表的な都市といえば、昔から北京市、上海市、広州市と取り上げられるが、近年は深セン市も加えられ、「中国四大都市」と称される。「人類史上最速で成長する都市」ともいわれる深セン市は、東京都ほどの広さに人口30万人が住むさびれた漁村だった場所が、わずか30年ほどで人口1,400万人を超え、スマホでは世界3位に躍進した華為やドローンでは世界一の大手であるDJIなど、国際的によく知られる多数の民営企業が本拠地としており、今やGDPが香港を抜いたとも言われ、イノベーション都市として世界中に注目されている。このような中で、去る2月5日から9日まで、BMA 海外コンベンション2018 in 深セン・広州が行われまして、最新号の特集を組むことができた。

 最新号では、中国政府の動向や、なぜいま中国の深センなのか、深センなどのどこに何をしてきたのか、何を実感してきたのか、どのような示唆を得たのか、を意識しつつ、「巻頭言」や「最新レポート 李 克強総理が全人代で行った政府活動報告のポイント」に続いて、論文として「中国の航空市場における LCC 事業の展開に関する一考察」「中国における O2O ビジネスモデルを活用した事例に関する一考察」「マーケティングとイノベーションに関する一考察」を提供した。

 また、深セン市現地からの紹介として「INTRODUCTION TO SHENZHEN」「SHENZHEN BAY」を、海外コンベンションに参加された各界の方々からの寄稿として「深センのイノベーションモデル、そこで、すでに起きている未来を見た」「深センのイノベーション考」「深セン、そして華為が教えてくれたこと」「ソフトに感動した深セン」「中国深センを訪ねて」「世界が注目する深センのイノベーション」などを提供している。内容の詳細に関心を持たれる方は是非こちらにてお読みください。


  ところで、BMAは、2018年6月3日(日)、早稲田大学 国際会議場 井深大記念ホールにて、「都市のビジネスモデル〜都市は経営できるのか〜」を題とする2018年春季シンポジウムを開催し、「都市の経営とビジネスモデル」についての問題提起のあと、「成熟都市の再生-大阪の改革10年の軌跡」「加速都市の覚醒-中国・深センと改革開放40周年」「グローバル都市競争と東京の未来」などを題とする講演や「これからの都市経営」というパネルディスカッションが予定されています。また、年に一度の日本ビジネスモデル大賞も発表される予定である。

 学会といえば、アカデミアの集まりというイメージがあるかもしれませんが、BMAには経営者、投資家、経営コンサルタント、金融マンなども多く入会しており、シンポジウムは非会員でも参加することができます。詳細は以下サイトにてご確認ください。

 <BMA2018年シンポジウム概要>
 日時 : 2018年6月3日(日)13:00〜17:00
 会場 : 早稲田大学国際会議場 井深大記念ホール
     〒 169-0051 東京都新宿区西早稲田1丁目20-14

 JR 山手線・西武線 高田馬場駅 徒歩20分
 副都心線 西早稲田駅 徒歩17分
 地下鉄東西線 早稲田駅 徒歩5分
 都電荒川線 早稲田駅 徒歩5分

 会費 : 会員 1,000円 / 一般 5,000円
 新規会員無料入会キャンペーンを行っております
 詳しくはホームページをご覧ください
 お申込み: 参加のお申し込みは「 Peatix 」サイトの画面の指示に従い、必要な項目をご記入いただけれ ば完了いたします。
 http://2018-spring.peatix.com/

 主催 : 特定非営利活動法人ビジネスモデル学会
 URL : https://biz-model.org/2018/04/21/2018spring/


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