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<速報> 第14回中国農業国際博覧会、147万人来場 <速報>

中国農業ハイテク博覧会日本窓口 藤田岳人

  

 2007年11月5日(月)~9日(金)の日程で開催された中国最大の現代農業に関する国際博覧会「第14回中国楊凌農業ハイテク成果博覧会」は、大成功裏に閉幕された。

 中国全国人民代表大会(日本の「国会」に相当)副委員長顧氏、中国全国政治協商会議(各民主党派の代表により構成)副主席李氏、農業省副大臣張氏、科学技術省副大臣李氏、国家知的財産局副局長張氏をはじめとする中央関連省庁の要人や団体組織の代表者のほか、オーストラリア貿易委員会副総裁、カナダ副農業大臣、ブラジル南大和州副議長等海外からも多くの政府要人や専門家等が来場され、本博覧会の重要性、期待、注目があらためて感じられた。

 博覧会開催期間中、国内外1000社余りの企業等が5000余りの現代農業・食品分野のハイテクや実用的な技術、成果を展示した。農民一般も含め、中国各地からの参加者のほか、オーストラリア、カナダ、米国、フランス、イギリス、ロシア、 日本、タイ、ブラジル、韓国、インド等22の国及び地域からの専門家や関係者が来場され、5日間での合計来場者数は147万人にも達した。

博覧会における第1回集中調印式(11月6日午後A会場にて)

 今回の博覧会は「科学技術を持って現代農業を推進する」をメインテーマとし、3会場に分けた多彩な成果の展示、中国~オーストラリア協力週間にあわせた記念フォーラムや中外農民フォーラム、現代農業・食品に関する各種の商談会や即売会、国内外からの投資プロジェクト等に関する調印式、専門家による農民向けの研修や相談会、現代農業に関する書籍フェアなど、非常に多彩で充実した内容であった。

 博覧会期間中、各種の取引契約や投資・提携協定などに関する調印プロジェクトは194事例に上り、技術や製品等の取引総額は203.03億元(約3250億円)に達した。このうち、海外との取引・提携協定に関する額は4.17億米ドル(約460億円)であった(博覧会組織委員会の統計発表より)。

 本博覧会では具体的にどのようなものが展示されていたのか、楊凌農業博覧会を通して中国の農業、グリーン食品、工作機械、バイオ産業等の何を見たか、どのように感じたか、中国の現代農業関連分野では何が求められているか、日本の技術の適用可能性は??などについて、11月27、28日に東京で開催される日本農林水産省主催、アグリビジネス創出フェア2007の中で、「中国におけるアグリビジネスの最新動向とチャンス 」と題したセミナー(参加無料)を開催予定です(11月28日午後13:00~13:30)。多くの方のご参加を心よりお待ち申し上げております。
 
10地域のラジオ局による連合生放送。左は筆者



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