JCTBFトップ > JCTBF概要 > 情報発信 > 関連活動 > 幹事会 > 参考リンク











関連活動履歴


JCTBF主催、上海技術取引市場視察交流提携ツアーを実施
2010年04月23日


 2010年4月23日、JCTBFはビジネスモデル学会創立10周年の記念年間シリーズ活動の第一弾として、 同企画・主催「上海技術取引市場視察交流提携ツアー」(団長:張、副団長:出口氏)を実施致しました。 デジタルニューディール研究所、金沢工業大学大学院、JSTイノベーションサテライト高知、東京大学発ITベンチャーのセルクロス社、 及び事務局からなる合計7名の専門家が参加し、大変有意義な視察となりました。


 2010年4月23日(木)の午前中、視察団一行は上海大学技術機構を訪問し、中国初の大学系統の技術取引市場の活動内容や将来性、また日本側との連携の可能性などを探るべく、現地展示会場等の視察などを実施しました。常設ブースの規模や設営状況からも、同機構が目的とする技術移転仲介役という役割の活性化に向けての期待と投資がうかがわれました。

 日中技術移転特別研究交流会では、上海大学技術機構事務局長・陸氏により上海大学技術機構の経緯や現状などが紹介され、上海市教育委員会国際交流処・張氏からは今回の交流や今後の発展について期待と支持の意を表して頂いた。日本側からは、著名なDNDサイトを運営されるデジタルニューディール研究所所長の出口氏によるプレゼンテーション、引き続いて、弁理士であり、金沢工業大学大学院・知的創造システム専攻準教授の上條氏によるプレゼンテーションが行われました。今回の交流会を通じて、中国側が直面する問題の解決に向けて、日本側の経験や知恵を参考にしたいという期待を強く感じることができました。


 同日午後には、視察団一行は中国初の常設技術取引市場である上海技術取引所を訪問致しました。今回のJCTBF訪問団の訪問は、技術移転に関わる日本側代表団による視察と、昨年夏の同所初回訪問以来調整を続けて年末に合意に至った、JCTBF(張輝首席代表)と上海技術取引所(夏東平常務副総裁)との間で正式な戦略的提携協力の調印を行うことを目的として開催されました。

 日中技術移転特別研究交流会では、日本側からは東大発ベンチャー企業である(株)セルクロス社社長の清松氏及び、JSTイノベーションサテライト高知事務局長の佐藤氏より、また中国側からは、上海技術取引所の常務副総裁である夏氏と、中国を代表する理系大学の一つである上海交通大学の国家技術移転センター高級エンジニアの陳氏によるプレゼンテーションが行われました。今回の交流会を通じて、中国における技術取引の活発な状況を目の当たりに確認できたこと、また中国側からも日本の技術に寄せる期待を肌で感じることができたことは非常に有意義でありました。


JCTBFは、上海技術取引所との戦略的な提携も充分に活用し、
今後も日中間の技術取引のインタフェース役として活躍して参ります。
日中間の技術取引や技術移転などにご関心を持たれた方は
いつでもお気軽に事務局までご連絡下さい


 上海大学技術機構は、2010年1月に上海市教育委員会、上海市科学技術委員会、及び楊浦区政府が共同で設立した中国初の大学系統の技術取引市場であり、技術提供側(45校)、技術需要側(48社)、技術取引サービス側(8社)という三者からのメンバーにより構成された会員制の技術取引市場で、上海周辺のみならず、中国各地の著名な大学が参加しています。

 上海技術取引所は、1993年12月に中国科学技術省と上海市政府が共同で設立した中国初の国家常設技術取引市場であり、国内で最初に認定された中国国家レベルの技術移転モデル機構の一つでもあります。2009年現在、国内外の技術提供側と需要側合わせて30,000件余りの技術取引データベースを蓄積しており、この10年間は常に国内2位(1位は北京)の技術移転成約率を誇っています。
文章&Photograph: by 事務局 Mr. Fujita


 

Copyright(C)BMA&JCTBF