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 Q&A


ビジネスモデル「探険」談 By 張 輝
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第33回 マッチング&アグリビジネスとビジネスモデル


 よく知られるマッチングビジネスや近年ホットとなっているアグリビジネスは、ターゲット、業務プロセス、経営資源及び収益方程式という複数の観点からみた場合、異なる面がかなり多い。しかし、2015年6月30日夕方と2015年8月6日夕方のイブニングセッションを通して得た感想は、両者は実に共通だと思った。すなわち、とくに顧客原点、チャレンジ精神、イノベーションへの追求などは共通である。

 2015年6月30日夕方、霞ヶ関にて、ビジネスモデル学会主催第22回イブニングセッション。ワールドビジネスサテライトでも紹介された、リンカーズ株式会社代表取締役である前田佳宏さんは、「日本のものづくり復活の最終手段 ”リンカーズ”~極めて高いマッチング成約率のからくりとは?~」を題とするスピーチだった。氏は、日本のものづくりの復活を目指して、ビジネスマッチングに粘り強く取り込み、夢を持つ挑戦力や独特なビジネスモデルを創り出す。

 かなりの労力をかけて非常に細かいカテゴリーまで分類できた膨大なデータベースを構築したのにあまり効果がみえないとき、想定した色々な業種のクライアントのところに足を運んでも信じてもらえないとき、コミュニケーションの効率化のためにメールではなくチャットを活かすとき、マッチング参加者の中で落選企業への丁寧なフォローを実行されるとき、これらを聞いて参加者一同思わず感心、感動になった。


 

(左)前田社長と筆者  (右)関根BM学会担当委員、加藤社長と筆者
 
 2015年8月6日夕方、ビジネスモデル学会主催第23回イブニングセッション。テーマは「プロジェクトリーダーから経営者ヘ~理系女子が語る経営者の道~」であり、ゲストスピーカーは株式会社エムマクエア・ラボ代表の加藤百合子さんである。パッと見て小さい体だが、すごいパーワーをお持ちである。あっと思って聞き始めたら、あっという間に1時間余り過ぎた。

 日経Webでも氏が連載しているが、東大農学部卒業されたあと、2000年から植物工場やロボットなどの研究を経て2009年に創業した。「農業×ANY=HAPPY」を理念とし、時代は「つくる人とたべる人」から「つくる人、つかう人とたべる人へ」と変わった中で、何度も予想外の不調というか失敗とぶつかっても、「アグリ+イノベーション」をもって、社会基盤に関わる物語を継続中である。氏は以前、日本政策投資銀行主催女性起業家ビジネスプラン大賞で受賞し、あの夕方はわざわざ北海道札幌から来られた方々も。その後の懇親会も大いに盛り上がった。

 いゃ~、どちらも実に熱いセッションだった。参加者からは「元気をもらった」といった声も多数あり、業務プロセスと経営資源の密接な関係に革新的に考えて開拓していく2人の姿を見て、ビジネスモデル「探検」の道に歩んで行こうと思う人は増える。ビジネスモデルは多彩であるこそ、そのパーワーが強い。


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